米、最新鋭防空システムを供与 追加軍事支援1000億円

 【ワシントン共同】米国防総省は1日、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの8億2千万ドル(約1110億円)の追加軍事支援を発表した。米国とノルウェーが共同開発した地対空ミサイルシステム「ナサムズ」2基の供与を含む。国防総省高官は、ウクライナの防空システムを旧ソ連型から最新鋭のものに移行すると強調した。

 国防総省によると、ナサムズのほか、米国が供与してウクライナが実戦使用している高機動ロケット砲システム「ハイマース」の追加砲弾や、最大15万発の155ミリ砲弾、四つの対砲兵レーダーが含まれる。米国の軍事支援はウクライナ侵攻開始後、計約69億ドルに上るとしている。


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