香港、7月1日で返還25年 習氏が現地入り、成果誇示へ

香港に到着した中国の習近平国家主席(手前右)。中国中央テレビが30日放映した(共同)

 【香港共同】香港は7月1日、英国から中国に返還されて25年を迎える。30日で施行2年となった香港国家安全維持法(国安法)により、高度の自治を認めた「一国二制度」は形骸化。だが中国の習近平国家主席は6月30日香港入りし、到着時のあいさつで、同制度は「強い生命力を持っている」と主張した。1日の記念式典や李家超新行政長官の就任式に出席し、香港統治の「成功」を誇示する見通し。

 新型コロナウイルスの世界的流行後、習氏が中国本土外を訪れるのは初めて。警察はテロや抗議活動、習氏の感染を防ぐため厳戒態勢を敷いた。


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