東証反落、終値244円安 下げ幅は一時300円超

東京証券取引所=東京・日本橋兜町

 29日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反落し、下げ幅は一時360円を超えた。終値は前日比244円87銭安の2万6804円60銭。景気後退懸念から前日の米国株式市場が下落した流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。

 東証株価指数(TOPIX)は13・81ポイント安の1893・57。出来高は約16億6200万株。

 前日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速が景気後退を招くとの懸念が強まり、ダウ工業株30種平均が続落。東京市場でも世界経済の先行きへの警戒感で、海運や機械など景気の先行きに敏感な銘柄に売り注文が出た。


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