将棋の里見、女性初の棋士目指す プロ編入受験へ

里見香奈女流四冠

 日本将棋連盟は28日、里見香奈女流四冠(30)がプロ棋士編入試験を受験すると発表した。里見女流四冠は5月27日の公式戦に勝利し、女性で初めて編入試験を受ける資格を獲得。これまで棋士は男性しかおらず、女流棋界の第一人者が女性初の棋士を目指すことになった。

 6月24日に受験を申し込み、連盟が受理。里見女流四冠は「全力を尽くしますので、静かに見守っていただけると幸いです」とのコメントを出した。記者会見は7月6日に行われる。

 試験は新人の棋士5人と対戦、3勝すれば棋士となる。8月から1カ月に1対局行われ、第1局は4月にプロとなった徳田拳士四段(24)に決まった。


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