東京五輪「開催国責任果たした」 政府大会報告の大枠判明

東京五輪閉会式であいさつし、両手でハートマークをつくるIOCのバッハ会長。右は大会組織委の橋本聖子会長=2021年8月、国立競技場

 昨夏の東京五輪・パラリンピックに関する政府の大会報告の大枠が25日、判明した。新型コロナウイルスの影響で1年延期となり、原則無観客で行われた異例の大会を「開催国としての責任を果たし、無事に終えることができた」と総括した。緊急事態宣言下での開催に対する世論の批判が強かったことに配慮し「成功」との表現は避けた。近く公表される。

 国際オリンピック委員会(IOC)に提出した公式報告書は、大会組織委員会が今月21日に運営や課題を検証した内容を公表しており、これとは別に政府も作成した。


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