湿地保全ラムサール賞に呉地さん 取り組み評価、日本人で3人目

呉地正行さん

 環境省は24日、国際的に重要な湿地保全に貢献した各国の個人や団体に贈られる「ラムサール賞」に、NPO法人「ラムサール・ネットワーク日本」の理事呉地正行さん(72)の受賞が決まったと明らかにした。日本人の受賞は3人目で、23日にラムサール条約事務局が発表したとしている。

 ラムサール賞は1996年に創設され、3部門で構成。今回は「ワイズユース(湿地の賢明な利用)賞」の部門での受賞となる。

 呉地さんは70年代からガンなど渡り鳥の経路解明に取り組み、現在は保護団体「日本雁を保護する会」(宮城県栗原市)の会長も務める。

 呉地さんは「大変光栄でうれしい」と話した。


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