2022年5月27日 10:39 | 無料公開
岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、北海道・知床沖の観光船沈没事故に関し、国土交通省による運航会社への指導監督が不十分だったとの認識を示した。昨年の事故を受けた監査などを通じて、安全意識の欠如を把握できなかったと説明。「国交省として責任を十分果たすことができていなかった。真摯に重く受け止めなければならない」と述べた。
斉藤鉄夫国交相は、観光船がえい航中に落下したトラブルを巡り「落下で(船体に)傷が付いたとしても、沈没時の傷と判別することは可能だと考えている」と語った。