映画「島守の塔」、7月公開 沖縄戦での官僚ら描く

 太平洋戦争末期の沖縄で県民の命を守ろうと奔走した官僚や沖縄の人々を描く映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)の製作委員会は26日、東京都内で7月22日に公開すると発表した。8月5日に沖縄、兵庫、栃木の3県でも上映を開始。その後、上映地域を順次広げる。

 主人公は、県知事として沖縄に赴任した兵庫県出身の島田叡と沖縄県警察部長を務めた栃木県出身の荒井退造。島田を萩原聖人さん、荒井を村上淳さんが演じる。

 新型コロナウイルスの感染拡大で撮影が1年以上中断され、ようやく公開にこぎ着けた。製作委員会には下野新聞社や神戸新聞社、琉球新報社、沖縄タイムス社などが参加している。


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