岐阜協立大の野球部員、倒れ死亡 ランニング中に、救急車呼ばず

記者会見の冒頭、頭を下げる岐阜協立大学長=26日午前、岐阜県大垣市

 岐阜協立大(岐阜県大垣市)は26日、硬式野球部の4年生男子部員(22)が14日、ランニング中に倒れて意識を失い、翌日に死亡したと発表した。当時、監督らは救急車を呼ばず、倒れてから約30分経過後、部の車で病院に運んでいた。部員は搬送後にコロナ陽性が判明。死因は「公表する立場にない」としている。

 大学によると、14日午前11時ごろ、約1時間走ったところで倒れた。グラウンドで数十人が練習に参加。通常は20〜30分で、この日はやや長かったという。

 監督は救急車を呼ばなかった理由に関し「熱中症だと思った。部の車で運んだ方が早いと判断した」と説明しているという。


  • LINEで送る