マイナ保険証、負担増見直しへ 4月導入から一転、政府検討

 政府は24日、健康保険証とマイナンバーカードを一体化させた「マイナ保険証」に対応する医療機関での患者の窓口負担増を、縮小を含め見直す方向で検討に入った。負担増は4月の診療報酬改定に盛り込まれたが、国会でマイナカード普及の妨げになるなどの問題点が指摘されていた。

 6月にまとめる政府の経済財政運営の指針「骨太方針」に反映させる。後藤茂之厚生労働相は24日の記者会見で「(診療報酬上の)取り扱いについて検討していく」と述べ、中央社会保険医療協議会(中医協)で検討する考えを示した。

 現在の仕組みでは、マイナ保険証に対応する医療機関が受け取る診療報酬を加算した。


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