2022年5月24日 12:54 | 無料公開
北アルプスの焼岳=2015年
気象庁は24日、長野、岐阜両県にまたがる北アルプスの焼岳で火山性地震が増加しているとして、噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に引き上げた。火口から約1キロの範囲では大きな噴石が弾道を描いて飛散する可能性があり、警戒を呼びかけた。
気象庁によると、23日午後11時ごろから、山頂付近を震源とする微小な火山性地震が増加し、24日午前10時までの約11時間に計41回を観測した。山頂付近では緩やかな膨張が続き、中長期的な火山活動の高まりがみられるという。
一方で、山頂付近の噴気の状況や傾斜変動には特段の変化はないとしている。