日米豪印、5G連携強化へ 中国抑止、人材育成で協力

首相官邸

 日本と米国、オーストラリア、インドの4カ国が、安全で信頼性の高い第5世代(5G)移動通信システムの国際的な普及に向けて、連携を強化する方針を固めたことが21日、分かった。覇権主義的な動きを強める中国を抑止するため、東南アジアで通信網の運用に携わる人材を育成するなどして協力を具体化させる。

 24日に開催する日米豪印の協力枠組み「クアッド」の首脳会合で合意する見通しだ。5Gの普及では、23日の日米首脳会談でも連携を確認する。

 クアッドが協力するのは、携帯電話などに使う無線装置の仕様を標準化した通信網の推進だ。供給網寸断のリスクを低減できる利点がある。


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