大学生就職率、95・8% 前年比微減、コロナ影響 厚労省「求人は堅調」

厚生労働省

 今春に大学を卒業し、就職を希望した人の4月1日時点の就職率は95・8%で、前年同時期より0・2ポイント減だったことが20日、厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。過去最高だった2020年の同時期からは2・2ポイント減で、新型コロナウイルス禍前の高い水準に戻っていないが、厚労省の担当者は人手不足などを背景に「全体として求人は堅調」としている。

 ただ、業種によってはコロナ禍の影響で採用抑制が続いているとして、両省は大学やハローワークと連携しきめ細かな就職支援を続ける。

 今年3月末の高校生の就職率は前年と同じ97・9%だった。


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