ワクチン1万回分廃棄へ、京都府 使用期限切れで

 京都府の西脇隆俊知事は17日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチン約1万回分を使用期限切れで廃棄する見込みだと明らかにした。府庁で記者団の取材に答えた。

 府の担当者によると、府の接種会場で使うもので、若い世代の接種率が低いことが要因と考えられる。西脇知事は「使用期限が5月末のものがある。できる限り有効活用するのが前提だが、廃棄せざるを得ない」と話した。コロナワクチンを巡っては、京都市や神戸市でも使用期限切れでの廃棄方針が明らかになっている。


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