処理水、ウクライナを日本と協議 IAEA局長、訪日前に記者会見

16日、ウィーンで取材に応じたIAEAのグロッシ事務局長(共同)

 【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は16日、18日からの訪日を前にウィーンで記者会見し、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出やロシアが侵攻したウクライナの原子力施設について、日本側と協議したい考えを示した。訪日は20日まで。日本外務省によると、林芳正外相や萩生田光一経済産業相らと会談する。

 グロッシ氏は福島を訪ね、処理水放出の関連設備の確認や技術者との意見交換、地元の人との面会を行いたいと述べた。処理水の海洋放出を巡っては、IAEAが4月に、2月に行った安全性検証の報告書を公表している。


  • LINEで送る