2022年5月16日 12:27 | 無料公開
全国の総合病院などに勤務する複数の眼科医が、白内障の手術動画を患者や勤務先の許可を得ないまま外部の医療機器メーカーに提供し、謝礼を受け取っていたことが16日、病院や業界団体への取材で分かった。医療機関は個人情報保護法に基づき、患者の特定につながる恐れがある情報は適切に管理することを求められている。
手術動画は、米国の医療機器メーカーの日本法人「スター・ジャパン」に提供されていた。関係者によると、同社製造の眼内レンズを使用した手術を撮影したもので、提供して現金を受け取った医師は10人以上に上り、謝礼の合計金額は1人当たり数万円から100万円ほどという。