米軍の区域、返還前に共同使用 沖縄、緑地公園を整備

米軍キャンプ瑞慶覧の一部区域「ロウワー・プラザ住宅地区」のイメージ(防衛省提供)

 岸田文雄首相は15日、米軍キャンプ瑞慶覧の一部区域「ロウワー・プラザ住宅地区」(沖縄県沖縄市、北中城村)について、返還に先立ち米側と共同使用する方針を表明した。県民が利用できる緑地公園を整備する。同地区の視察に同行した地元首長に対し、米側と近々合意すると伝達した。夏の参院選や9月の県知事選を見据えて、目に見える形の基地負担軽減をアピールする狙いだ。

 日米両政府は同地区(約23ヘクタール)を巡り「2024年度またはその後」の返還で合意。計画では、同地区にある米軍向け住宅102戸をキャンプ内の別の場所に移設し、住宅解体後の更地に公園を整備する。


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