タイ国境地帯に避難民が滞留 ミャンマー人、移民らが支援

11日、タイ北西部メソトで避難民たちの食事を調理するミャンマー人女性ら(共同)

 ミャンマー国軍によるクーデターから2月1日で1年。国軍と少数民族武装勢力の衝突激化を受けて数千人から2万人とも言われるミャンマー人が、タイ北西部メソトの国境地帯に避難し、とどまっている。ミャンマー側は武装勢力の支配地域で、国軍の目が届かないためだ。タイ側ではミャンマー人移民らの慈善団体が炊き出しで支援している。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、9500人以上がメソトを含むタイ側に避難したと推計。タイ側でミャンマー人移民らが運営する慈善団体は、国境を流れるモエイ川沿いで両国合わせて2万人以上が身を潜めているとする。(メソト共同)


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