東京原油、一時6万円超 7年2カ月ぶり

 東京商品取引所の中東産原油の先物指標価格が27日の夜間取引で一時、約7年2カ月ぶりに1キロリットル当たり6万円を超え、6万240円を付けた。夜間取引に先立つ27日の通常時間帯の日中取引では、株価終値に相当する清算値が26日比990円高の5万9060円だった。

 ニューヨーク原油先物も上昇傾向が続いていることから、国内では政府によるレギュラーガソリンや灯油の価格高騰抑制策は当面必要となりそうだ。

 足元の原油先物高の要因はウクライナ情勢の緊迫化。ロシアが侵攻した場合、米国などの制裁を受けロシアからの原油輸出が滞ると連想された。


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