成田の国際線旅客数、過去最低 コロナ影響続き7割減

2021年11月、外国人の入国が停止となった成田空港の国際線到着ロビー

 成田国際空港会社(NAA)は27日、2021年に成田を利用した国際線旅客数は前年比74%減の約189万人だったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いたことで20年をさらに下回り、開港した1978年を含め過去最低となった。国内線旅客数は同4%増の約335万人だった。

 国際線貨物便の発着回数は、旅客便の減便による貨物スペースの減少や、海上輸送からの切り替えも目立ち臨時便が大幅に増加。前年比37%増の約5万回で過去最多となった。

 NAAの田村明比古社長はオミクロン株の影響に関し「いつまでも暗いトンネルが続かないと希望を持っている」と話した。


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