「一日も早く核禁止条約批准を」 発効1年、被爆地で集会

長崎市の平和公園で開かれた、核兵器禁止条約の発効から1年を記念する集会=22日午前

 被爆地の長崎と広島では22日、核兵器禁止条約の発効から1年を記念する集会が開かれた。核兵器の開発や保有を全面的に違法化した条約は核廃絶につながるとして、「日本政府は一日も早く批准を」と訴え、3月に開かれる第1回締約国会議へのオブザーバー参加を求める声が上がった。

 長崎市の平和公園では、被爆者や平和活動に取り組む高校生ら約150人が集会を開催。「日本政府に一日も早い条約への参加を求める」とのアピールを採択した。

 広島市の中心部では、原水爆禁止広島県協議会(県原水協)のメンバーら約35人が街頭に立ち「日本政府は条約に今すぐ参加を」と書かれた垂れ幕を掲げた。


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