ベラルーシ、改憲投票2月実施へ 大統領権限縮小、骨抜きに

ベラルーシのルカシェンコ大統領(AP=共同)

 【モスクワ共同】ロシア通信などは20日、ベラルーシのルカシェンコ大統領の指示で進められている憲法改正の最終案に、国権の最高機関と位置付けられる「全ベラルーシ国民会議」議長と現職大統領の兼務を認める条項が含まれていると報じた。大統領罷免の権限が付与される同会議のトップとの兼任を許容すれば、ルカシェンコ氏が説明してきた改憲による大統領権限縮小が骨抜きになることを意味する。

 ルカシェンコ氏は20日、改憲の是非を問う国民投票を2月27日に実施すると決めた。

 ルカシェンコ氏は2004年の憲法改正で3選禁止規定を削除し当選を重ねてきた。


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