5〜11歳への接種「意義ある」 新型コロナワクチンで学会

 日本小児科学会は19日、5〜11歳の健康な子どもへの新型コロナウイルスワクチン接種について、「12歳以上への接種と同様に意義はある」とする提言を公表した。また集団接種で実施する場合であっても、個別接種に準じた丁寧な問診などによる対応が適切との見解を示した。

 米ファイザーはこの年齢層への承認を申請しており、20日の厚生労働省専門部会で審議される。承認されれば3月以降に接種が始まる見通し。

 提言では、子どもは感染しても軽症が多いが、今後感染者が増えれば重症例が増えることが予想されると指摘。特に持病がある子どもは、接種で重症化を防ぐことが期待できるとした。


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