ヘンリー王子が警護要求 英政府拒否、法的手続き

ヘンリー王子(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】英王室の公務引退後に家族と米国に移住したヘンリー王子が、英国に滞在する際に英警察による警護が認められるよう英裁判所で法的手続きを開始したことが分かった。BBC放送などが16日までに伝えた。

 警護費用を「個人的に払う」と「自腹」を提案したものの、英政府に拒まれたための措置。王子側は、引退後も王位継承順位は6位のままで安全上のリスクは生涯にわたって解消されず、「英警察による警護がなければ帰国できない」と訴えている。

 王子側の声明や報道によると、王子は家族がここ数年「ネオナチや過激主義者らによる脅迫」にさらされていると強調している。


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