元白鵬、現役時代の逸話を披露 「その時点で負け」と心境

トークイベントに臨む大相撲の間垣親方(元横綱白鵬)=13日、東京・両国国技館(代表撮影)

 大相撲の間垣親方(元横綱白鵬)が初場所5日目の13日、東京・両国国技館内の相撲博物館でトークイベントを開き、史上最多45度の優勝を記録した現役時代の逸話などを披露した。

 連勝が63で止まった2010年九州場所の稀勢の里戦は映像を見ながら解説。土俵際に押し込んだ場面で一時停止させ「この瞬間に勝ったなと思ってしまった。その時点で負けだった」と心境を振り返った。

 昨年9月の秋場所限りで引退し、装いは洋服に。ズボンのファスナーを時折閉め忘れる悩みを告白し「20年間着物だったから…」と照れ笑いを浮かべた。

 博物館では自身の特別展が開催されている。


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