核燃料新税を大幅減免、むつ市 市内の中間貯蔵施設に保管

記者会見する青森県むつ市の宮下宗一郎市長=11日午前、むつ市役所

 青森県むつ市は11日、市内の中間貯蔵施設に搬入、保管される使用済み核燃料に課す新税を、当初の予定より大幅に減免する案を明らかにした。現在、使用済み燃料の搬入時に1キロ当たり1万9400円、貯蔵1年ごとに同1300円を課税すると条例で規定。これを搬入時は免除し、貯蔵1年ごとに620円課税するよう改める。

 減免を求める同市の施設運営業者「リサイクル燃料貯蔵」(RFS)との協議が難航し、大幅に譲歩した。市はRFS側に案を伝えており、3月の市議会に条例の改正案を提出する方針。可決されれば、総務大臣の同意を求めて国との協議に進む。


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