施行前の飼育にもチップ装着義務 犬猫繁殖・販売業者、環境省案

 環境省は3日の中央環境審議会部会で、犬猫の繁殖・販売業者に対し、飼い主情報を記録したマイクロチップの装着を義務付ける改正動物愛護法が2022年6月に施行されるのに伴い、施行前に業者が飼育していた犬猫にも装着を早期に義務付ける省令改正案を示した。パブリックコメント(意見公募)を経て22年2〜3月の中環審で答申をまとめる。

 マイクロチップは直径2ミリ、長さ10ミリ程度の電子器具で、犬猫の遺棄や行方不明を防ぐのが狙い。15桁の番号が記録され、注射で犬や猫の体に埋め込む。専用機器で番号を読み取り、データベースに登録された飼い主の氏名や連絡先などの情報と照合する。


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