文通費改正、成立先送り浮上 臨時国会、会期21日まで

 国会議員に支給される月額100万円の「文書通信交通滞在費」を日割り支給に変更する法改正は3日、野党が領収書の添付による使途公開なども加えるべきだと主張して足並みがそろわず、臨時国会での成立は先送りされるとの見方が浮上した。与野党は合意を見いだせないかどうか週明けに協議を進める。一方、与野党は衆院議院運営委員会理事会で、6日召集の臨時国会会期を21日までの16日間にすることで合意した。岸田文雄首相は衆院選を経て初めて野党との本格論戦に臨む。

 臨時国会では6日に首相が所信表明演説を行い、8〜10日は衆参両院で各党による代表質問を実施する。


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