JR東海が「315系」初公開 バリアフリー、環境性能も向上

JR東海の新型車両「315系」に設けられた車いす対応トイレ=3日午前、愛知県春日井市

 JR東海は3日、在来線の新型車両「315系」を報道陣に初めて公開した。充実したバリアフリー設備や環境性能の向上が特徴。来年3月から中央線名古屋―中津川間で運転を始め、順次、他の路線にも投入する予定だ。

 315系は車いす対応トイレを1編成当たり1カ所備え、車いすの乗客が利用しやすくしている。電力消費量と二酸化炭素(CO2)排出量は、取り換えの対象の211系と比べて約35%減。AIが適切な車内温度を自動で学習し、冷房を調整する装置を国内の鉄道車両で初めて導入した。

 また、防犯カメラや非常通話装置を各車両に設けるなどしてセキュリティー機能を強化した。


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