「歌舞伎見るのも勉強どす」 京都・南座、芸妓・舞妓が観劇

歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を観劇するため京都・南座を訪れた芸舞妓ら=3日午前

 京都五花街の芸妓と舞妓が、京都市東山区の劇場「南座」で開催中の歌舞伎公演「吉例顔見世興行」を観劇する「花街総見」が3日、始まった。芸事の勉強のための恒例行事。

 初日の3日は五花街のうち宮川町の芸舞妓ら約50人が南座を訪れた。新型コロナ感染拡大防止のため、舞妓らは白塗りの化粧にマスクを着け、1席ずつ空けて座った。歌舞伎役者の名前を書いた看板「まねき」をかたどったかんざしを挿し、華やかな着物姿で劇場を彩った。10日にかけて祇園甲部、先斗町、祇園東、上七軒の順に総見を実施していく。

 顔見世興行は例年12月に行われており、今年は2〜23日。7、15日は休演。


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