人道支援必要者、30人に1人 紛争とコロナ影響で増加と国連

 【ジュネーブ共同】国連人道問題調整室(OCHA)は2日、世界全体で人道支援を必要とする人が2022年には2億7400万人に上るとの報告を発表した。世界人口に当てはめれば30人程度に1人の割合。各地で長引く紛争や新型コロナウイルス感染症が収束しないことも相まって、21年の2億3500万人からさらに増加しており、状況悪化が続いている。

 国連はこのうち、事態が深刻な63カ国の1億8300万人に対し支援を実施予定。この支援だけでも410億ドル(約4兆6千億円)が必要になるとして、国際社会に協力を呼び掛けた。


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