青森県知事、米軍側に強く抗議 防衛省、F16の飛行中止を要請

米軍機が投棄した燃料タンクの一部を落下現場から回収する米軍関係者=1日午後、青森県深浦町

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が燃料タンク2個を県内に投棄した問題で、青森県の三村申吾知事は1日、重大事故につながる可能性があったとして、米軍側に強く抗議、政府にも対応を求めた。防衛省は1日、米側に安全が確認されるまでのF16の飛行中止と、原因究明のため地元への十分な情報提供を要請した。

 三村知事は県庁で面会した三沢基地のティモシー・マーフィー副司令官に「大惨事を起こしかねなかったということを忘れないでいただきたい」と伝えた。県庁を訪れた鬼木誠防衛副大臣にも厳正な対応を求めた。


  • LINEで送る