10月宿泊、3千万人台回復 緊急事態宣言が全面解除

 観光庁が30日公表した10月の宿泊旅行統計(1次速報)によると、国内のホテル・旅館に泊まったのは前年同月比5・4%減の延べ3289万5530人だった。前年割れだったものの、新型コロナウイルスの緊急事態宣言などが全面解除され、2カ月ぶりに3千万人台を回復した。ただコロナ禍前の2019年同月比は34・3%減。

 内訳は日本人が前年同月比5・5%減の3256万1260人。前年10月は観光支援事業GoToトラベルが実施中で、その反動もあったとみられるが、住民らを対象とする自治体独自の割引効果から落ち込み幅は小さかった。外国人は10・7%増の33万4270人だった。


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