チェルノブイリ、被害は今も カレンダーで子ども支援

市民団体「チェルノブイリ子ども基金」が作製した「救援カレンダー」2022年版

 旧ソ連ウクライナで1986年に起きたチェルノブイリ原発事故で健康被害に苦しむ子どもたちを支援する市民団体「チェルノブイリ子ども基金」(東京)が、96年から作製を続けている「救援カレンダー」の2022年版を発売した。35年たっても被害が続く現状を知ってもらおうと、病気と闘いながらも笑顔を見せる写真を掲載した。

 基金によると、汚染地域では事故を直接知る世代だけでなく、その子どもも脳腫瘍や腎臓がんなどを発症するケースが相次いでいる。

 カレンダーは見開きA4判で1部800円。問い合わせ、申し込みは同基金、03(6767)8808。


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