房総通リズム春の観光特集2024

中谷順子選 【日報詩壇】

 音主 木更津 渡辺 元弥

さびしさは
真夜中
誰かの靴音で目覚めたとき
置き去りされた身体
聞いてしまった
さびしい靴音
猫の毛のように
すり寄り取り付き やがて
寝床回りフワフワモフモフ
毛玉となって
さびしく うろつく
それにも似て彼自身
通りすがりの真夜中の街
うろつき回り ・・・

【残り 1414文字】



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