世界のサンゴ、10年で14%減 COP26に対応策期待

高い海水温により大規模な白化現象が起きた国内最大のサンゴ礁「石西礁湖」=2016年9月、沖縄県竹富島沖(魚眼レンズ使用)

 【ナイロビ共同】世界の海に生息するサンゴが2009年から10年間で14%減少したとの調査結果を国連環境計画(UNEP、本部ナイロビ)の支援を受けた国際研究チームが16日までに発表した。地球温暖化による海水温の上昇でサンゴの白化が広がったことが主な原因と結論付け、英国で10月末から開かれる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)などでの対応策の検討に期待を示した。

 10年間で減少したのは、オーストラリア海域の全てのサンゴを上回る量に匹敵するという。チームは、回復には「国際的な一致した努力が必要だ」と訴えた。


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