富士山初冠雪、改めて宣言 基準満たさず一度見直し

 甲府地方気象台は26日、富士山が初冠雪したと発表した。7日に一度初冠雪を発表したが、山頂付近の平均気温の最高値が更新されて基準を満たさなくなり、同気象台が改めて宣言を出すとしていた。一度出した宣言を見直したのは少なくとも過去10年で例がなく、異例の対応。

 同気象台によると、今年の初冠雪は平年より6日早く、昨年より2日早い。

 初冠雪は「山頂付近の気温が、その年の1日の平均気温が最高となって以降、初めて冠雪が認められた日」と定められている。7日に初冠雪を発表した際は、8月4日の9・2度を最高と位置付けたが、9月20日に10・3度を観測、見直すと発表していた。


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