政党交付金支出が35%減 20年分、「亥年選挙」の反動

総務省

 総務省は24日、2020年分の政党交付金使途等報告書を公開した。交付金を受け取らない共産党を除く10政党(当時)に317億7400万円を交付。各党の支出総額は231億円で、356億7700万円だった19年から35・3%減となった。19年が参院選と統一地方選の重なる「亥年選挙」の年だったのに対し、20年は衆院静岡4区補欠選挙以外の国政選挙がなく、反動が出た形だ。

 政治活動費は74億1500万円で、前年と比べ61・4%減少した。このうちテレビCMやポスターなどの宣伝事業費は76・0%減の20億3400万円、選挙関係費は85・0%減の6億1千万円だった。


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