米、豪原潜導入で非を認める 仏大使復帰、改善へ一歩

バイデン米大統領(ゲッティ=共同)、フランスのマクロン大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン、パリ共同】バイデン米大統領は22日、米英が支援するオーストラリアの原子力潜水艦導入計画で摩擦が生じたフランスのマクロン大統領と電話会談し、事前にフランスと協議すべきだったと非を認めた。マクロン氏は召還した駐米大使を来週復帰させることを決めた。ホワイトハウスが発表した。

 原潜導入計画発表後、米仏首脳の協議は初めて。急速に悪化した米仏関係は、改善に向けて一歩踏み出した。

 中国をにらんだ米英豪3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」創設に伴う原潜導入を受け、オーストラリアがフランスとの潜水艦共同開発計画を一方的に破棄していた。


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