気候変動は「安保上の課題」 日米豪印、対応の必要性を強調

 24日に米ワシントンで開かれる日本と米国、オーストラリア、インドの協力枠組み「クアッド」首脳会合の共同声明原案に、気候変動は安全保障上の課題だと盛り込むことが22日、政府関係者への取材で分かった。気候変動が食料不足や地域紛争を誘発する恐れがある問題だと位置付け、世界が連携して対応する必要性を強調する。

 4カ国は温室効果ガス排出削減に向けて努力すると明記。この分野で結束することで、世界最大の温室効果ガス排出国の中国に、さらなる取り組みを迫る狙いだ。

 共同声明原案では、地球温暖化の悪影響に備えた対応策について、各国の事例を共有し、広げていく方針を確認する。


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