台風14号、近畿再上陸 四国通過、夜に低気圧へ

台風14号の影響で、大波が打ち寄せる和歌山県白浜町の千畳敷=18日午前6時22分

 九州に上陸した台風14号は18日午前0時すぎに瀬戸内海から松山市付近、約6時間後には和歌山県有田市付近に再上陸し、西日本を東に進んで横断する異例のコースをたどった。紀伊半島から東海沿岸を進む見通しで、東日本は大雨の恐れが続く。気象庁は土砂災害、浸水、河川の増水・氾濫、強風や高波に警戒を呼び掛けた。

 和歌山県美浜町では18日未明に吹いた突風で住宅約50軒の屋根瓦が飛ぶなどし、1人がけがをした。これまでに福岡、佐賀、長崎の各県で強風にあおられて転倒するなどして5人がけがをした。計画運休を行った山陽新幹線は18日の始発から通常運行を再開した。


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