NY株続落、166ドル安 米景気回復の鈍化懸念で

ニューヨーク証券取引所(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】17日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、前日比166・44ドル安の3万4584・88ドルで取引を終えた。新型コロナウイルス変異株による感染再拡大で米景気回復が遅れるとの懸念から売りが優勢となり、景気に敏感とされる銘柄を中心に下げた。

 米長期金利が上昇し、投資妙味が低下するとされるIT関連銘柄にも売りが出た。米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、量的金融緩和策の縮小を巡る議論を見極めたいとして積極的な取引を手控えるムードも強かった。


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