ペプシコ、「トロピカーナ」売却 糖分不人気で収益力低下

棚の上段に並んだ米ペプシコの「トロピカーナ」=2012年1月、シカゴ(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米飲料・食品大手ペプシコは3日、オレンジジュースの「トロピカーナ」ブランドで知られるジュース事業を投資ファンドのPAIパートナーズに売却すると発表した。米メディアによると健康志向を背景に、糖分が多い飲み物を避ける消費者が増え、事業の収益力が低下していた。

 ペプシコのラグアルタ最高経営責任者(CEO)は声明で「より健康的なスナックやゼロカロリー飲料などの商品に集中する」と述べた。ペプシコは今回の売却で33億ドル(約3600億円)を受け取り、PAIと共同で設立する新会社の株式の39%を保有する。


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