ヤンバルクイナ保護は急務 専用施設建設へ寄付開始

ヤンバルクイナを見つめる「やんばる・地域活性サポートセンター」の比嘉明男さん(手前)と「どうぶつたちの病院 沖縄」の長嶺隆さん=3日午後、沖縄県国頭村

 沖縄県で希少種保護に取り組むNPO法人「やんばる・地域活性サポートセンター」などは3日、国頭村で記者会見し、本島固有種の鳥類ヤンバルクイナのリハビリ施設建設に向けたクラウドファンディングを始めたと発表した。理事長比嘉明男さん(68)らは、保護の体制拡充は「緊急性が高い」と訴えた。

 国頭村を含む沖縄本島北部は、世界自然遺産になった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の一部。ヤンバルクイナ保護を担うNPO法人「どうぶつたちの病院 沖縄」理事長の獣医師長嶺隆さん(58)は、世界遺産登録に伴う交通量増に「備えないといけない」と危機感を示した。


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