ポーランド出発まで大使館に滞在 亡命希望のベラルーシ選手

陸上の女子100メートル予選に出場したベラルーシのクリスツィナ・ツィマノウスカヤ=7月30日、国立競技場

 東京五輪陸上女子ベラルーシ代表で、チーム側による強制帰国を拒否し亡命を希望しているクリスツィナ・ツィマノウスカヤ(24)が、ポーランドから人道的査証(ビザ)を発給されたことを受け、ベラルーシ反政権派「調整協議会」のラトゥシコ元文化相は2日、ツィマノウスカヤが在日ポーランド大使館にワルシャワへの出発までとどまるとツイートした。

 日本の警察が警備しており、ポーランドへは同国の領事が同行するという。ベラルーシのルカシェンコ政権は国民の基本的人権も守らないと批判した。

 国際オリンピック委員会(IOC)は3日、今回の問題を巡り、正式な調査を開始すると明らかにした。


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