米国務省内に「かぎ十字」 反ユダヤ主義が関係か

 【ワシントン共同】米国務省内のエレベーターの壁に、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を行ったナチス・ドイツの象徴「かぎ十字」のような形の傷が刻まれているのが26日、見つかった。同省が27日明らかにし、反ユダヤ主義が関係しているとみて調査している。

 米ニュースサイトのアクシオスによると、落書きがあったエレベーターは、反ユダヤ主義対策に取り組む特別代表の事務室近くに位置している。

 ポーター副報道官は27日の電話記者会見で「忌み嫌うべき行為だ。米国に反ユダヤ主義の居場所はない」と非難した。


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