無観客でも会場周辺を清掃 埼玉の都市ボランティア

埼玉スタジアム周辺のごみを拾うボランティア=24日午後、さいたま市

 東京五輪で大半の競技が無観客開催となり、期間中に駅などで道案内をする仕事の機会が失われた埼玉県の「都市ボランティア」が24日、サッカーの会場となっている埼玉スタジアム(さいたま市)の周辺で清掃活動を始めた。

 県の呼び掛けに応じ、県在住の約10人が参加。マスクを着けて路上のごみを拾った。この日に試合があった女子の海外チームが到着すると、旗を振りながら「頑張って」と声援を送った。

 埼玉県越谷市のボランティア伊地知美知子さん(71)は「案内のため英語を勉強したが、生かす機会がなくなり残念。どのような形であっても、五輪に関わることができて良かった」と話した。


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