アルジェリアの柔道選手が棄権 イスラエルとの対戦回避

 【エルサレム共同】東京五輪柔道男子73キロ級のアルジェリア代表、フェティ・ヌーリン選手は23日までに大会を棄権すると明らかにした。政治的に対立するイスラエルの選手との対戦を回避するため。アルジェリアのメディアが伝えた。

 イスラエルとアラブ諸国との関係改善は進んでいるが、パレスチナ問題を理由に対立が続く国もある。国際大会でイスラエルの選手との試合を拒むケースは過去にもあった。

 ヌーリン選手は地元テレビに「五輪出場のため努力してきたが、パレスチナ問題は全てに優先される」と強調。コーチは「抽選に恵まれなかった。われわれは素晴らしい決定をした」と語った。


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