イスラエルで感染再拡大 変異株多数、マスク復活へ

イスラエル・テルアビブで、屋内でのマスク着用義務が撤廃され、商業施設を訪れた人たち=15日(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】世界有数の速さで新型コロナウイルスワクチンを接種し感染者数を減少させたイスラエルで、感染が再拡大している。変異株が多くを占め、新規感染者の半数近くがワクチン接種を受けた市民。保健省は24日、撤廃した屋内でのマスク着用義務を27日から再開すると発表した。

 イスラエルではこれまでに人口の約55%に当たる約515万人が全2回のワクチンを接種済み。今年1月には1日の新規感染者が1万人を超える日もあったが、5月下旬には4人にまで減少した。今月15日からは屋内でのマスク着用義務を撤廃するなど行動規制をほぼ解除し、コロナ前の日常生活が戻っていた。


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