米下院、巨大ITの独占監視強化 規制当局の予算増

 【ワシントン共同】米議会下院の司法委員会は23日、米巨大IT企業の市場独占を防ぐための関連法案を可決した。規制当局の予算を増やして執行能力を高めるほか、大規模な合併に必要な手数料を引き上げる。今後本会議で審議する。長年にわたり緩い規制環境下でIT企業の成長を促してきた米国が、監視強化にかじを切る動きとして注目されそうだ。

 ナドラー委員長(民主党)は委員会の冒頭「オンライン上で最も支配的な企業による反競争的な慣習を抑制し、より強い経済と民主主義への道を開く」と述べた。


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